三朝温泉・三徳山

三徳山三佛寺

三徳山三佛寺は標高900メートルの三徳山に境内を持つ山岳寺院です。
その奥院である投入堂は垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた他に類を見ない建築物で、国宝に指定されています。
屋根は軽快な反りを、堂を支える柱の構成などは建築美からも優れた建物です。
詳しい建造時期ははっきりとしていませんが、修験道の開祖、役小角が法力で建物ごと平地から投げ入れたという伝承が語り継がれています。
投入堂を間近で見るためには厳しい山道を辿っていかなければ行けませんが、ふもとの車道から投入堂を遠望できる「投入堂遙拝所」から投入堂を見ることができます。望遠鏡をご利用下さい。

 

三朝温泉

三朝温泉のラジウムは世界有数のラドンの含有量を誇り、世界的にもトップクラス。各旅館の内湯には趣向を凝らした個性的なものが多く、三朝橋から見下ろす河原には「河原露天風呂」があり、せせらぎを聞きながら入浴することができます。三徳川に沿って旅館街の町並みが続き、三朝橋を中心に、下流にかじか橋、上流には恋谷橋と、それぞれ風情のある架橋があり、ぶらりと散策するのも楽しいです。夏にはカジカガエルの鳴き声が旅人を迎えてくれます。近くには三徳山国宝投入堂があり、山深く緑豊かな温泉郷です。

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